少し前になりますが、建築系書籍の「建築知識」3月号がリノベーション特集だったので、改めて読んでみました。

基本的に建築関係者向けの本であるため、内容がややマニアック?かつ再現性があまり高くない事例が多い印象でした。

とはいえ、タイトルにあるように全ての事例が図解となっており、イメージ、理解はとてもしやすい内容となっています。

その中でこれは良いと感じた壁と床の納まりをレビューしてみます。

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建築知識 2019 3月号「図解 リノベーション大百科」目次

・第1章|性能・設備
・第2章|プランニング
・第3章|収納

基本的に1ページに対して上下2つの項目が紹介させています。
全て図解入りなので、建築、リノベーションというものを広く理解するには良い雑誌と言えそうです。

上下階での防音対策

個人的にこれは良いと感じた事例をピックアップしてみました。
上下階の防音対策の事例です。

建築建物では、音は空気を通して伝わるよりも床壁天井を通して伝わる音量の方が多く、特に上下階での防音といえば、床か天井といった水平面に対して行うのが一般的です。

例としては、
・床を構成する下地材を厚くする
・重量のある下地材を用いて振動を減らす
・天井面を躯体から吊っている部材にゴムなどの緩衝材を取込み、振動を減らす
などの方法があります。

今回、建築知識で事例として紹介されている手法は、
「壁と床の間に5㎜の隙間を設けて、音の共鳴振動を減らす」
という方法。

上から見ると、壁と床の間に5㎜の隙間が見える事になりますが、この隙間を巾木で見えなくします。

これなら下階の音が床を通して伝わるのをある程度減衰させることが出来、余計な予算をほとんどかけるが事無く、かつ見栄えも損なわれません。

この手法だけで上下階の防音対策とするには少し効果が弱い感がありますが、他の防音対策と併用すると、足し合わせて更に防音対策が捗ると思います。

面白いと思った事例を1つだけピックアップしてみましたが、他にも数十の事例が図解入りで紹介されています。
目次を見て、気になる内容があれば、手にとってみるのも良いかもしれません。
建築知識 2019 3月号「図解 リノベーション大百科」