自分が購入したマンションの築年数が長くなっていけば、価格が下がる。何となく損をしている様な気がしてしまいますが、価格の経年下降が有るからこそ、これだけ多くの選択肢の中から自分の気に入った物件を、新築よりも安い値段で選ぶ事が出来ます。

マンションの新築時から、経年に伴う価格下降は一般的に
・10年で25%(年間2.5%下落)
・20年で50%(年間2.5%下落)
・30年で60%(年間1.0%下落)
と言われています。

この数字、今では当たり前の様にどこにでも出てきますが、実際のところはどうなんでしょうか?
SUUMOに掲載されている情報を元に、価格下降の金額を算出してみました。

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マンション価格経年下降率

方法は以下の通り。
SUUMO上で、都内主要エリアの新築マンション販売価格をリストアップ。
続いて、先にリストアップした新築マンションと、住所/広さ/総住戸数の3項目が似ている中古マンションの販売価格を、築年数10年、20年、30年とそれぞれにリストアップ。
上記物件の価格を下降割合で比較。

都内主要駅から徒歩圏内の新築物件を評価基準物件、その基準物件とほぼ同じ駅徒歩物件の内、10年、20年、30年程度の物件を築年物件としました。SUUMOに現在掲載されている物件を無作為に選んで対象としたため、正確な値とはなりませんが、検証の材料にはなります。

リスト化した24物件の一年当たりの平均下落率が販売時の価格対比で1.69%となりました。
もう一度、通説の下落率を見てみます。
・10年で25%(年間2.5%下落)
・20年で50%(年間2.5%下落)
・30年で60%(年間1.0%下落)
1.69%に対しては、この数値はやや下落率が大きすぎると見えますが、ここ数年の中古マンションの価格高騰を考えると、平均値には比較的近いと言えます。

また、始めの10年間が価格下落が一番大きくなっている事は間違いなく読み取る事が出来ます。一方、築年数20年と築年数30年ではほとんど下落率が同じになっており、中古マンション価格が底上げされていると読み取る事が出来ます。

20年で下落下降線がなだらかになるというのは、現時点での市場状況においては必ずしも正しいとは言えそうにありませんが、住宅設備の更新時期等を考慮すると、やはり20年というのが一つの軸ではあります。
しかし、この数字にこだわり過ぎては本当に買うべき物件を見過ごしてしまうかも知れません。数字はあくまで参考に。
自分にとっての絶対条件を知り、その絶対条件に合う物件を手にする事がやはり一番です。