リノベーションを進める中で、必ず立ちはだかるのが工事費用の壁。費用を理由に泣く泣く諦めるアイデアも少なくありません。

僕が行なった、工事費用を40%ダウンさせた具体例を元に、そもそも分かり難い工事費用見積りの内容が何を表しているのか、一つ一つ解説していきます。

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配管工事

給水・給湯管更新工事

蛇口から出てくる水には、冷水温水が有ります。冷水は道路の下に埋設されている給水本管から、それぞれの建物に分岐されています。マンション等の集合住宅であれば、一度建物内に分岐され引き込まれた管を、更に各住戸毎に分岐させて生活水として利用しています。

温水は、上記の住戸内に分岐された冷水ガス給湯器電気温水器温めて利用します。

リノベーションにあたって、これらの管や温水機器をそのまま使えるか交換が必要になるかがとても重要になります。

冷水、温水それぞれの管が劣化しておらず、共にまだ交換する必要が無い。かつキッチン、お風呂、全ての水廻り設備の位置変更が無ければ、管を交換する必要がないため、更新は不要です。
反対に水廻り設備の位置変更がある場合、または管自体が劣化などにより傷んでいる場合には管の更新工事が必要になります。

排水管切り回し工事

冷水や温水を使ったあとは、当然排水が必要になります。
排水も給水と同じように道路の下に埋設されている下水本管へ、それぞれの建物毎から排水されます。
住戸内では、トイレからの排水(=汚水)と、それ以外の「キッチン、お風呂、洗面台(=雑排水)」が2つの系統分かれた排水管が設けられるのが一般的です。

それぞれの住戸から排水された水が排水管を通って建物下の地下ピット内でひとまとめになり、下水本管へ流れて行きます。
排水管も水廻りの位置の変更があれば、配管の更新が必要になり、これを切り回しと呼ぶ事が有ります。

通常、給排水管は管の太さや排水勾配、配管のルートなどの規定が定まっており、見積り金額からの減額は難しい項目です。

電気工事

新規配線工事

水を使うのに公共の本管から各建物、そして各住戸に管を分岐させた様に、電気を使うにも道路電柱上の(或いは道路地下に埋設されている)電線から電線分岐させる事になります。
一度大きな電力で建物内に分岐された電力を、それぞれに分岐させ各住戸へ供給します。この各住戸へ分岐された電力線を、分電盤いわゆるブレーカー)で住戸内の各部屋へ細かく分けます。これが住戸内の配線になります。

部屋を構成する壁の位置や、電気照明の位置、スイッチ、コンセントの変更や新設があれば当然新規に配線工事を行う事になります。
これも給排水管の工事と同様に使用する電線や、線のルートには規定があり、減額は難しい項目となります。

スイッチコンセント工事

上記の電気工事に含まれますが、最近ではスイッチ、コンセントのデザインが多様化し、好みに合わせて様々なタイプを選べる様になりました。コスト重視で選べば、少額ですが、減額が出来る項目です。