中古マンションをリノベーションして、そこで生活する。住まいを考えるとき、今では当たり前の選択肢の一つとなっているマンションリノベーション。実際にやってみた経験から、全体の流れ、僕が遭遇した成功点と失敗点をご紹介します。

1K間取りのユニットバスに
一つのアイデアを

1K間取りでのプランニング時に常に頭をよぎる疑問「そもそも浴槽って必要なのか?」今回のプランニング時にも、シャワーユニットでの間取りをいくつも考えていました。それでも浴槽付きのユニットバスに決めたのは、プランニング上、一つ大きなアイデアがあったからです。

___どうしてもやってみたかった、お風呂のアイデア

今回の部屋には、一目で購入を決めた条件である、眺望があります。この眺望、日中は当然のこと、夜の眺めも気に入っています。プランニングの最中、ユニットバスの位置を検討していると、ふとあるアイデアが浮かんできました。

「この部屋、浴槽から夜景が見える」

ここからリノベーションへの期待もぐっと強くなってきます。

___風呂に設ける窓、バス開口

通常のバス開口は、浴室から屋外へ向けて付けられ、換気や採光用に設けられます。しかし今回の間取りでは、浴室から部屋の中へ向けて開口を付け、部屋の先にある眺望を見るためのバス開口。

これでシャワーユニットではなく、浴槽付きのユニットバスでのプランニングが決定します。続いて浴槽と部屋の窓の位置から、ユニットバスの位置もほぼ確定。開口はなるべく大きい方が良いですが、部屋の家具などのレイアウトもある程度意識しながらサイズと位置を検討。

実際に生活をしてみると、やはり浴槽にお湯を張って浸かる、という習慣自体があまりないため、浴槽から夜景を見るのは月に数回ですが、ちょっとプレミアムな感じがしてしまいます。

しかし、それ以上に楽しいのが毎朝必ず使うシャワー時の朝日です。朝日、部屋、ユニットバスの位置がちょうど東向きであるため、朝にはバス開口から朝日が差し込みます。毎日、朝日を浴びながらのシャワーは驚くくらいの気持良さです。


その他にもたくさんの気付きが

今回のリノベーションではユニットバスに梁欠という処理を行っています。ユニットバスの天井が建物の構造体である梁とぶつかる位置になるため、ユニットバスの壁と天井の一部を変形させる処理です。

___梁欠仕様のメーカー推奨

実際に工事を進めていく中で初めて学んだことですが、梁欠にはメーカー仕様というものがあり、工場生産対応での梁欠は原則、「(高さ+幅)の加工合計寸法<30cm」となります。それ以上のサイズの梁欠にはある程度の強度計算が必要になる事もあるそうです。今回は「高さ+幅が30cm超え」に加えてバス乾燥機付き。この結果、メーカーの工場生産推奨対応ではなく、現場毎の施行対応となりました。

___ユニットバス、オプション選びの反省

ユニットバスのオプションは数十種類選ぶ事ができ、大変な反面とても楽しい作業でもあります。今回は予算面から、ほぼ標準仕様のままですが、一つだけ難点を挙げるとすれば、バスカウンター

デザイン上の観点から、ロングタイプのカウンターを選びましたが、シャワーを浴びる際ホースが必ずカウンターにぶつかり、カウンター上のシャンプー、ボディソープ容器を倒していく。結局容器を浴槽の縁に乗せる事で解消されましたが、そもそもオプション自体が不要とも感じられます。

とにかく楽しいお風呂選び

住宅内に設置する中で、おそらく最も高額な設備となるお風呂。
各メーカー、ユニットバスの選べるオプションは数十種。組み合わせとなればもはや無限。
自分好みのリラックスタイム、プランニングを始める時から楽しさが始まります。